おすすめの図書
オリバー・ツイスト 上
19世紀英国。養育院の劣悪な環境で育った孤児オリバーは、奉公先を脱走しロンドンへ。流れ着いたのは、老人フェイギンが子どもらを搾取するスリ集団の巣窟だった。貧富差の著しい当時の社会を風刺しつつ、辛苦にあっても純真さを失わない少年の運命を波瀾万丈に物語る。ディケンズ出世作の完訳。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
偕成社 (2019年12月)
たのしいムーミン一家 新版
冬眠から目覚めたムーミントロールは、山の頂上でシルクハットを見つける。それは中に入れた物を別の物に変える魔法の帽子だった。以来、ムーミン谷には次々と奇妙なことが起こり始める。風変わりな生き物が活躍するフィンランドのファンタジー。続編多数。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
講談社 (2019年06月)
あたまをつかった小さなおばあさん
小さな黄色い家に住む小さなおばあさん。困ったときは、ぬれタオルで頭をしばり、人さし指を鼻の横にあて目をつぶれば、即解決! おばあさんが暖かい羽布団を手に入れた話や、たった1本のマッチを大切にした話等8編。“かしこい”解決法が愉快。「ぐりとぐら」の画家による挿絵も楽しい。続編2冊。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1970年08月)
おへそがえる・ごん : ぽんこつやまのぽんたとこんたの巻
わしは、かえるのごん。腹にある押しぼたんのようなおへそを押すと、ぱくぱく雲が出る。ある日、おとうを探す少年・けんを道連れに歩いていると、変なお化けが現れた。緑と朱を彩色した墨絵が漫画のように愉快。絵巻のような世界がゆったり広がる。続編は②『おにのさんぞくやっつけろの巻』③『こしぬけとのさまの巻』 。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1986年10月)
昔のくらしの道具事典 《新版》
羽釜、ちゃぶ台、蚊帳等々、昔ながらの道具110余点を収載した大型図鑑。多数の写真と図を交え、用途や使い方はもちろん、年代、豆知識、改良後の現在の姿まで詳しく解説する。道具の写真から引ける目次が親切。すっきりしたレイアウトの見やすい本造りで、親子でながめたら楽しめそう。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩崎書店 (2004年03月)
マチルダは小さな大天才
マチルダは、学齢前にディケンズを読み、難しいかけ算もこなす超天才。外見はおとなしいこの子が、娘をかさぶた位にしか思わない両親や、生徒を憎む女校長を、知恵と超能力でやっつける。風刺のきいた痛快なストーリー。挿絵も魅力的で、思わず手が伸びる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
評論社 (2005年10月)
魔法使いのチョコレート・ケーキ
魔法の腕はよくないが、抜群においしいチョコレート・ケーキを作る魔法使いが、パーティを開いて町中の子どもを招待する。でも、だれもやってこない。仕方なく、魔法使いは、リンゴの木を相手にお茶を飲むが……という表題の話など短編8編と詩2編を収める。いずれも想像力あふれる、ふしぎな魅力をもつニュージーランドのファンタジー。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1984年06月)
やかまし村の子どもたち
スウェーデンの田舎にある「やかまし村」には、家が3軒、子どもは6人だけ。野苺をつんだり、遊び小屋を作ったり、大自然に抱かれた農村での楽しい遊びや学校生活を7歳のリーサが生き生きと語る16話。どの話も親しみやすく、楽に読める長さ。線画の挿絵も魅力的。続きに『やかまし村の春・夏・秋・冬』、『やかまし村はいつもにぎやか』。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (2005年06月)
ミオよ、わたしのミオ
孤児の少年ボッセは、魔人に連れられ「はるかな国」へ。その国の王さまは、探し求めていた父だった。王子ミオとなったボッセは、残酷な騎士カトーと戦うため、友人ユムユムと愛馬に乗り旅立つ。現実世界で満たされない子どもの、別世界での冒険を幻想的に描くスウェーデンの作品。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (1967年09月)
ドリトル先生アフリカゆき
英国の田舎町パドルビーの医者ドリトル先生は動物語が話せる。オウムのポリネシア、ブタのガブガブ達と暮らしていると、アフリカから、サル達に疫病がはやっているとの知らせが。今も新鮮な古典的動物ファンタジー。作者自身の線画の挿絵もユーモラス。全12巻シリーズ。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (2000年06月)
くしゃみくしゃみ天のめぐみ
はくしょんと呼ばれる若者が、くしゃみのおかげで長者の婿になるという表題の話と、しゃっくり、おなら、いびき、あくびを題材にした昔話風の5話が入った短編集。いずれもけたはずれの主人公が登場する、ユーモラスな話ばかり。語り口は軽快で、声に出して読んでも楽しい。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1968年08月)
番ねずみのヤカちゃん
ドドさんの家の壁と壁のすき間にひっそりと住むねずみの一家。4匹の子ねずみのうち、ヤカちゃんはバカでかい声の持ち主で、ドドさん夫妻にも気づかれた! 読み聞かせや語りにも向く躍動感あるお話。挿絵がたっぷりついて、ひとりで読むのにも抵抗感がない。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1992年05月)
Ranking
edumapは、リーディングスキルテストを提供している一般社団法人「教育のための科学研究所」の社会貢献事業として提供されています。
おすすめの図書
1個のケーキを二人で分ける方法は?ゴミにはどんな値段がつくのか?身近なことがらを題材に,子どもたちが参加する経済教室がネット上で開かれた。そこに出てきた情報や意見を紹介しながら,経済とはどんなものかを考え,身につけていける1冊。
(推薦文:
教育のための科学研究所)
出版:
岩波書店 (2005年06月)
ノウサギのムトゥラが知恵を働かせ、ゾウやライオンを出しぬいたり、カメにしてやられたり。「ウサギどんキツネどん」のルーツにあたるアフリカ南部の昔話8話。南ア連邦出身で英国在住の作家が再話した。同郷の画家によるコミカルな挿絵が、話を盛り立てる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (2019年03月)
舞台はニューヨーク。小さな黒猫ジェニーは孤児だったが、老船長キャプテン・ティンカーに拾われて、今は幸せに暮らしている。ある晩、近所の猫の集まりキャットクラブに誘われるが、字が書けたり鼻笛がふけたりする有能な会員たちに気後れして逃げ帰る。だが、とうとう、ある特技を披露し、会員に認められる日が……。新しい体験にとまどう、はずかしがりやの猫の気持ちが伝わり共感を誘う。他に学校やパーティに行く話など全3話。赤と黄が効いた洒落た挿絵も魅力。続きに『ジェニーのぼうけん』『ジェニーときょうだい』など。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (2011年10月)
動物の糞を菌類やバクテリアが分解、生まれた無機物質を植物が栄養として吸い上げる。水洗トイレ普及で我々がその循環から外れたことに疑問を持った著者は、50年近く前から野グソ生活を続ける。夏冬それぞれ数ヵ月かけて、形や匂いの変化、現れる生きもの、果ては味まで丹念に調査した結果を、平易に真面目に提示。「共生」とは何かを考えさせる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
偕成社 (2019年12月)
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