おすすめの図書
少年少女版 日本妖怪図鑑
日本各地の伝承の妖怪約80種を「鬼と山の怪」「河童と水の怪」等14項に分け、絵と短い文で紹介する絵本。山道を行く人の顔に息を吹きつける野鉄砲、夜道で後ろから足音をたてるベトベトさん、夜道を行く人の前に立ちはだかる塗り壁等、その多彩さに引き込まれる。木版風の絵は泥臭いがユーモラス。刊行以来、幅広い人気を保っている妖怪入門。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
文化出版局 (1987年06月)
こども世界の民話 ≪下≫
豆から生まれた女の子が恐ろしい魔物を退治するイランの話「マメ子と魔もの」、ときに人間、ときにクモになる、ずる賢いアナンシが、魔女の呪いを利用して獲物を手に入れようとする「アナンシと五」(ジャマイカ)、ねこに追われたひな鳥がお母さんと一緒に壺の中に隠れるが、くしゃみがしたくなって……という「ひな鳥とねこ」(ミャンマー)等、長年親しまれてきた世界各民族の昔話を上下それぞれ21話収録。さまざまなタイプの話が楽しめる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
実業之日本社 (1995年11月)
こども世界の民話 ≪上≫
豆から生まれた女の子が恐ろしい魔物を退治するイランの話「マメ子と魔もの」、ときに人間、ときにクモになる、ずる賢いアナンシが、魔女の呪いを利用して獲物を手に入れようとする「アナンシと五」(ジャマイカ)、ねこに追われたひな鳥がお母さんと一緒に壺の中に隠れるが、くしゃみがしたくなって……という「ひな鳥とねこ」(ミャンマー)等、長年親しまれてきた世界各民族の昔話を上下それぞれ21話収録。さまざまなタイプの話が楽しめる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
実業之日本社 (1995年11月)
小さなスプーンおばさん
ノルウェーの田舎にご亭主と暮らすおばさんには、突然スプーンほどに小さくなってしまう奇妙な癖がある。ある朝、起きたら縮んでいてベッドから降りるのも一苦労。でも、気丈で働き者のおばさんは、機転を利かせ……。奇想天外なストーリーがとびきり楽しく、おばさんやご亭主のキャラクターも魅力的。漫画風の挿絵も愉快で、長年読み継がれている。続きに『スプーンおばさんのぼうけん』『スプーンおばさんのゆかいな旅』。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
学研プラス (1966年04月)
だれも知らない小さな国
ぼくは子どもの頃から、杉林のはずれの不思議な小山の魅力に取りつかれてきた。大人になり、そこに小屋を建てようとすると、身のまわりに次々と奇妙なことが。そこは言い伝えどおりコロボックルの国だった……。アイヌ伝承のコロボックル小人を現代によみがえらせたユニークな作品。続きに『豆つぶほどの小さな犬』『星からおちた小さな人』『ふしぎな目をした男の子』など。1959年の初版以来ずっと愛読されている。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
講談社 (1985年02月)
エーミールと探偵たち
エーミールは、美容師として働くお母さんとふたり暮らし。休暇に、ベルリンのおばあさんにお金を届けるために1人で汽車に乗るが、車中で怪しい男に大切なお金を盗まれる。男を追って下車したエーミールは、ベルリンの町の少年たちと協力して作戦を立てる。テンポのよい筋立てで一気に読ませる、ドイツの痛快な物語。続きに『エーミールと3人のふたご』。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (1962年07月)
なぞなぞのすきな女の子
なぞなぞの好きな女の子は、なぞなぞ相手を探しにいき、お腹をすかせたオオカミに会う。女の子を食べようとするオオカミに、女の子はなぞなぞを出す。「しっぽふとくて、口ぱっくり、白い歯ギザギザとがってて、まっかな舌べろペロリとたらし、耳も黒けりゃ手も黒い、なあんだ?」とんまなオオカミと女の子の会話が愉快。のびのびした絵がどのページにも入り、本に慣れていない子にも読みやすい。姉妹編に『じゃんけんのすきな女の子』。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
学研プラス (1973年02月)
ジェニーとキャットクラブ
舞台はニューヨーク。小さな黒猫ジェニーは孤児だったが、老船長キャプテン・ティンカーに拾われて、今は幸せに暮らしている。ある晩、近所の猫の集まりキャットクラブに誘われるが、字が書けたり鼻笛がふけたりする有能な会員たちに気後れして逃げ帰る。だが、とうとう、ある特技を披露し、会員に認められる日が……。新しい体験にとまどう、はずかしがりやの猫の気持ちが伝わり共感を誘う。他に学校やパーティに行く話など全3話。赤と黄が効いた洒落た挿絵も魅力。続きに『ジェニーのぼうけん』『ジェニーときょうだい』など。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (2011年10月)
火曜日のごちそうはヒキガエル
掃除好きのウォートンと料理好きのモートンは、ヒキガエルの兄弟。ウォートンは、モートンが作ったお菓子をおばさんに届けようと森の雪道をスキーで出発。でも途中でミミズクに捕まり、あわや誕生日のご馳走に! 兄弟それぞれの個性を生かしてピンチを乗り切る様を軽快に描く。おもしろそうな題、たっぷり入った挿絵、一気に読み通せそうな薄さにひかれて、手に取る子が多い。続きに、『消えたモートンとんだ大そうさく』『ウォートンのとんだクリスマス・イブ』『SOS! あやうし空の王さま号』など。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
評論社 (2008年02月)
大どろぼうホッツェンプロッツ
少年カスパールと親友ゼッペルがおばあさんの誕生日に贈った新式のコーヒー挽きが、ホッツェンプロッツに盗まれた。黒ひげもじゃもじゃ、かぎっ鼻、腰に短刀、手にピストルの大泥棒をつかまえようと、2人は知恵を絞って追跡するが……。魔法使いや妖精も登場するスリル満点の大活劇。戯画化された登場人物と、昔話の要素も絡めた巧みな筋運びで、長く子どもに親しまれてきたドイツの作品。続く『大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる』『大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる』で物語は完結。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
偕成社 (1990年05月)
Ranking
edumapは、リーディングスキルテストを提供している一般社団法人「教育のための科学研究所」の社会貢献事業として提供されています。
おすすめの図書
AI時代に人間に求められる力とは?ーAI(人工知能)が東大入試突破を目指す「東ロボプロジェクト」を通じて明らかになったAIの可能性と限界について解説するとともに,実は現代の中高校生の多くが「教科書を正確に読めていない」という意外な実態を明らかにした話題の書。ビジネス書大賞等怒涛の受賞ラッシュ!
(推薦文:
教育のための科学研究所)
出版:
東洋経済新報社 (2018年02月)
中国古典への親しみやすい導入となる大型絵本シリーズ全3巻の初巻。石から生まれ、仙術を身につけた孫悟空が、天界で大暴れした罰に山の下にとじこめられるまで。日本在住の中国人作家による再話は歯切れよく躍動感がある。伝統美術の技法と現代アートの感覚を融合した画家の絵は独特の様式美を備え、コミカルな味もある。ほとんどの子が全巻読破する人気のシリーズ。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
偕成社 (2006年03月)
500年以上にわたるアフリカ系アメリカ人音楽の歴史と特色を見せる知識絵本。ジャズやゴスペル等14の音楽を絵と詩で表現し、間に簡潔な年表を配して時代背景も示す。自由奔放な描き文字、踊るような線が塗り重ねられた油絵は力強く、読者の心を揺さぶる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
サウザンブックス社 (2018年10月)
小さな女の子なほちゃんは、重い荷物を持つ、泣かない、薪も集める、暗闇も怖がらないと約束し、大きい子のキャンプに連れていってもらう。でも……。一所懸命がんばった、なほちゃんの満足感が無駄のない文とのびやかな線の絵から伝わる。絵本から物語に移る年代にぴったり。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1984年06月)
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