おすすめの図書
王さまのアイスクリーム
気難しい王さまのおやつは、曜日別のシロップを添えたクリーム。暑い日はできるだけ冷たくしないと雷が落ちる。夏、クリームが冷えず困りきったコック長と娘の前に、山から氷を運んできた少年が……。アイスクリームがどうしてできたかを語る楽しいお話。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
大日本図書 (2010年02月)
わたしのおかあさんは世界一びじん
麦畑で迷子になった6歳の女の子ワーリャは、両親の名前をきかれ、思わず、「私のお母さんは世界一美人」と答える。そこで村じゅうの美人のお母さんが呼び集められたが……。ウクライナの農村を舞台にした素朴でほほえましい話。風俗をよく表した挿絵も楽しい。字が大きく、ゆったりとした紙面なので、ひとり読みを始めた子におすすめ。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
大日本図書 (2010年12月)
チム・ラビットのぼうけん
村の草刈り場に両親と住む元気なウサギの男の子チム・ラビットを巡る9編。ハサミで自分の毛を全部刈ってしまったり、人間の子の傘をまねて、きのこをさして歩いたり。チムが日々体験する驚きや喜びを幼い子の心に添うよう描く。伸びやかな線画の挿絵も合う。続編に『チム・ラビットのおともだち』。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
童心社 (1967年03月)
ちびドラゴンのおくりもの
でぶでのろまの男の子ハンノーは、いつも一人ぼっち。そんな彼のもとに、ドラゴンの国の落ちこぼれ、ちびドラゴンがやってくる。何でもやりたがるドラゴンに渋々教えるうち、ハンノーもいろいろなことができるように。コミカルな挿絵が親しみやすいドイツの物語。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
国土社 (1989年05月)
せかいいちうつくしいぼくの村
春には花が咲き誇るアフガニスタンの小村。夏、村の男の子ヤモは、ロバの背に収穫したサクランボやスモモを載せ、お父さんと町に売りにいく。風土や人々の営みを丁寧に描き込んだ温かい絵。最後の「この村は戦争で破壊され今はない」との記述から、戦争の非が胸に突き刺さる。ヤモのその後を語る続編も。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
ポプラ社 (1995年12月)
スーホの白い馬―モンゴル民話
モンゴルの楽器、馬頭琴の由来譚。貧しい羊飼いの少年スーホが育てた白馬が競馬で優勝。だが、殿様は約束の褒美も与えず、馬まで取り上げた。馬は逃げ帰るが息絶え、少年の夢枕に立って……。大判横長の画面から広大な草原を渡る風と悲哀が伝わってくる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1967年10月)
じめんのうえとじめんのした
「しょくぶつには、じめんのうえに でているところと じめんのしたに もぐっている ところとが……」シンプルな言葉と絵で自然界の仕組を説く。植物が光と水から栄養を作り、動物はその恩恵を受けることが無理なく伝わる。地上と地下を対比させたデザイン的な絵が斬新で美しい。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1983年03月)
王さまと九人のきょうだい―中国の民話
老夫婦が授かった、顔も体つきもそっくりな九人兄弟。名前は、ちからもち、くいしんぼう、はらいっぱい、ぶってくれ、ながすね等々。それぞれが特技を発揮して悪い王さまをやっつける中国イ族の痛快な昔話。『スーホの白い馬』の画家による、のびやかでユーモラスな絵。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (1969年11月)
ねむりひめ―グリム童話
「ひめは、15になったら、つむにさされて、たおれて しぬぞ!」占い女の呪いによって、姫が百年の眠りにおちるという有名なグリムの昔話。スイスの画家が、繊細な線と抑えた色調で、この話のもつ劇的で気品のある雰囲気を表現している。古典的味わいのある作品。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1963年10月)
どうぶつかけちゃうよ
○や△、UやDなどの簡単な記号や文字を使って絵を描く方法を教えるシリーズ。乗り物、動物、建物等400種の描き方を順を追って示す。巻末には、これらを応用して作るまんが、本などの作り方もある。簡単そうでできあがりも多彩、絵が苦手でも挑戦できそう。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
偕成社 (1999年03月)
かにむかし―日本むかしばなし
「さるかに合戦」の名で知られる昔話の絵本。方言を生かした独特の語り口で、「かにどん かにどん、どこへゆく」「さるのばんばへ あだうちに」といった、くり返しが耳に快い。漫画家による闊達な墨絵がユーモラス。特に猿がこらしめられる場面は迫力がある。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (1976年12月)
がちょうのペチューニア
がちょうのペチューニアは、拾った本を持ち歩くだけで賢くなったと思いこみ、動物たちの相談にのるが……。好奇心旺盛だがあまり利口でないペチューニアと、農場の気のいい動物たちとのやりとりが愉快なアメリカの絵本。軽快な線と明るい色彩で、キャラクターの個性を巧みに描きだす。『ペチューニアごようじん』ほか続編も。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
冨山房 (1999年01月)
Ranking
edumapは、リーディングスキルテストを提供している一般社団法人「教育のための科学研究所」の社会貢献事業として提供されています。
おすすめの図書
1個のケーキを二人で分ける方法は?ゴミにはどんな値段がつくのか?身近なことがらを題材に,子どもたちが参加する経済教室がネット上で開かれた。そこに出てきた情報や意見を紹介しながら,経済とはどんなものかを考え,身につけていける1冊。
(推薦文:
教育のための科学研究所)
出版:
岩波書店 (2005年06月)
毎日出るごみで、約20年後には最終処分場も満杯に! ごみ問題の現状と3つの対策(3R=リデュース・リユース・リサイクル)について、イラストを用いて簡潔に解説する3巻組の1冊目。給食の食べ残しを減らす取組や、資源ごみ回収後の行方を示すチャートなど、ごみを減らすための具体例が多く、自分もやってみようという気になる。物を繰り返し使う「リユース」、資源として再利用する「リサイクル」を解説する続巻2冊と合わせて読むと理解が深まる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
あかね書房 (2019年03月)
便利なプラスチック。実は危険なモンスター! 環境を害す特徴を「とりつく」「毒を出す」等に分けて説明。ポリエチレン、アクリル……各素材の危険を示す「モンスター図鑑」や減量をめざす世界の取組をコミカルな絵や写真と共に紹介、前向きな問題意識を促す。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
クレヨンハウス (2020年03月)
掃除好きのウォートンと料理好きのモートンは、ヒキガエルの兄弟。ウォートンは、モートンが作ったお菓子をおばさんに届けようと森の雪道をスキーで出発。でも途中でミミズクに捕まり、あわや誕生日のご馳走に! 兄弟それぞれの個性を生かしてピンチを乗り切る様を軽快に描く。おもしろそうな題、たっぷり入った挿絵、一気に読み通せそうな薄さにひかれて、手に取る子が多い。続きに、『消えたモートンとんだ大そうさく』『ウォートンのとんだクリスマス・イブ』『SOS! あやうし空の王さま号』など。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
評論社 (2008年02月)
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