おすすめの図書
いま生きているという冒険 増補新版
高校時代のインド一人旅、北極から南極の踏破、七大陸最高峰登頂……。心揺さぶる何かに向かい合うのが冒険という著者が、自身の体験をてらいなく綴る。06年他社刊に、別ルートでのチョモランマ再登頂記を加えた新装版。著者撮影のカラー写真が美しい。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
新曜社 (2019年05月)
プラスチックモンスターをやっつけよう! : きみが地球のためにできること
便利なプラスチック。実は危険なモンスター! 環境を害す特徴を「とりつく」「毒を出す」等に分けて説明。ポリエチレン、アクリル……各素材の危険を示す「モンスター図鑑」や減量をめざす世界の取組をコミカルな絵や写真と共に紹介、前向きな問題意識を促す。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
クレヨンハウス (2020年03月)
宇宙(学研の図鑑LIVE)
太陽系の惑星をはじめ、恒星、彗星、銀河等の姿を、最新鋭の望遠鏡や探査機により得られた膨大な情報を駆使して、子どもに“見てわかる”形で伝える大型図鑑。観音開きの頁は、地球から100億光年も離れた銀河系外までのさまざまな天体を一覧でき、途方もない宇宙の広がりと神秘を感じさせる。ビッグバンで誕生し膨張を続ける宇宙の進化、天文観測の歴史等、興味の尽きない内容。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
学研プラス (2014年09月)
バウムクーヘンとヒロシマ : ドイツ人捕虜ユーハイムの物語
第一次大戦の捕虜として広島にきたドイツの菓子職人カール・ユーハイム。1919年に彼は日本初のバウムクーヘンを物産陳列館(現原爆ドーム)で販売した。現代の小6スイーツ男子・颯太は、伝来地・広島市での平和キャンプでそれを知り……。菓子を糸口に、ユーハイムの生涯や2度の戦争をわかりやすく伝える。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
くもん出版 (2020年06月)
珪藻美術館 : ちいさな・ちいさな・ガラスの世界
珪藻はガラスの殻をもつ0.1ミリ未満の藻の仲間。顕微鏡を使い、星型や円等様々な種類の珪藻を並べて作る「珪藻アート」。その作家が、海や川での採集方法や、埃厳禁の制作過程を写真と共に紹介する。完成した極小世界の作品はどれも万華鏡のようなきらめき。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (2020年09月)
琉球という国があった
15世紀初頭から約 450年間、今の沖縄県と鹿児島県・奄美諸島を含む領域に存続した琉球王国。アジア諸国との貿易で栄え、独自の文化を築いた歴史を、写真やイラストと共に簡明に辿る。広い海を外の世界へとつながる「道」と捉えた人々の暮しぶりが伝わる。後書きに、首里城焼失についての情報も。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (2020年02月)
日本全国特急大百科 : 特急列車が大集合!
北海道から九州まで、JRをはじめ各社の特急列車を紹介する軽装の写真図鑑。運転席が高位置にあるJR東日本「あずさ」、丸窓が並び近未来的な南海電鉄「ラピート」等、鮮明な写真で個性的な特徴が見える。日本唯一の寝台特急や、絶景を走る観光特急等のコラムも。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
天夢人 (2019年12月)
地図で見る日本の地震
文献や遺跡調査を基に、日本で起きた地震を8地域に分け解説した資料集。記録最古の筑紫地震(679年)から山形県沖地震(2019年)まで、地図や図版を交え、震源や被害を簡潔に記す。言伝え通りに行動して津波から逃れた等、その時の状況が浮ぶ。過去を知ることで次に備えるという著者の信念が伝わる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
偕成社 (2019年12月)
マップス : 新・世界図絵 愛蔵版
ポーランドの絵本作家夫妻による、大型世界図絵。見開きに1ヵ国ずつ略地図を配し、名所や動植物、有名人を所狭しと描き込んだ。新たにノルウェー等20ヵ国が加わり62ヵ国に、情報も更新した。3頭身に戯画化されたムンクと名画「叫び」、忍者にネッシー等々、遊び心たっぷりで眺める度に発見が。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
徳間書店 (2019年09月)
ふるさとって呼んでもいいですか : 6歳で「移民」になった私の物語
1991年、6歳でイランから家族で移住した著者。不法就労する両親のもと、人目を避け“テレビ先生”と近所の人から日本語を学ぶ。周囲の援助で小学校入学が叶うも漢字テストは毎回0点。高校生で在留特別許可を得、進学もするが、就職活動では不利な扱いを受け……。現在までの奮闘をからりとした文章で綴る。在日外国人の姿を知る一助に。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
大月書店 (2019年06月)
日本の古生物大研究 : どこで見つかった?絶滅した生き物
三葉虫やマンモス等、日本で化石が発見された古生物を紹介する図鑑。生命の起源を説く序章に続き、古生代・中生代・新生代の3章構成。化石写真や生きていた頃の想像図と共に生態を解説。体長10mのオウムガイや狼に似た鯨類の祖先等、珍しい生物に興味がわく。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
PHP研究所 (2019年04月)
12の問いから始めるオリンピック・パラリンピック研究
ドーピングって何? 大会を開くにはいくらかかるの? 12の問いを起点に、オリンピックの理念や歴史、ジェンダー、障害、費用の問題まで、最新データや図表を交え明解に説く。編者は社会学教授。メダルをかけたスポーツの祭典を楽しむだけでなく、スポーツと社会のあり方を考えようと呼びかける。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
かもがわ出版 (2019年02月)
うみのダンゴムシ・やまのダンゴムシ 増補版
ダンゴムシといえば物陰にいる黒い虫……と思いきや、黄や青、パンダ模様と実に多彩。主に土壌生物を撮影している著者が、海、山、町の場所毎に日本のダンゴムシを紹介する写真絵本。丸まった姿や正面アップなど可愛い姿に親しみがわく。
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東京子ども図書館)
出版:
岩崎書店 (2020年06月)
ノウサギのムトゥラ : 南部アフリカのむかしばなし
ノウサギのムトゥラが知恵を働かせ、ゾウやライオンを出しぬいたり、カメにしてやられたり。「ウサギどんキツネどん」のルーツにあたるアフリカ南部の昔話8話。南ア連邦出身で英国在住の作家が再話した。同郷の画家によるコミカルな挿絵が、話を盛り立てる。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (2019年03月)
キバラカと魔法の馬 : アフリカのふしぎばなし
アフリカ各地の昔話から魔法や精霊が出てくる13編を訳者が選んだ。表題話は、魔神にさらわれた男が魔法の馬と共に脱出、スルタンの娘と結婚して跡継ぎとなるというスワヒリの昔話。版画風の挿絵は精霊や魔神を力強く描く。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (2019年03月)
オリバー・ツイスト 下
19世紀英国。養育院の劣悪な環境で育った孤児オリバーは、奉公先を脱走しロンドンへ。流れ着いたのは、老人フェイギンが子どもらを搾取するスリ集団の巣窟だった。貧富差の著しい当時の社会を風刺しつつ、辛苦にあっても純真さを失わない少年の運命を波瀾万丈に物語る。ディケンズ出世作の完訳。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
偕成社 (2019年12月)
Ranking
edumapは、リーディングスキルテストを提供している一般社団法人「教育のための科学研究所」の社会貢献事業として提供されています。
おすすめの図書
AIが苦手とする読解力を人間が身につけるにはどうしたらいいのか。リーディングスキルテストを開発した著者が読解力向上のために親,学校,個人ができることを提言。小学校・中学校で実際に行われて成果をあげている授業・取組みを公開!
(推薦文:
教育のための科学研究所)
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東洋経済新報社 (2019年09月)
ウルスリは山の男の子。明日は子どもたちが鈴を持って村中をまわる鈴行列のお祭りなのに、借りられたのは一番ちっちゃな鈴。そこで、大きな鈴をとりに、雪道をのぼって山小屋へ。でも、そこで寝込んでしまい……。スイスの詩人の文に同国の絵本作家が繊細で流麗な絵をつけた。大型の画面からアルプスの空気が伝わるよう。続編『フルリーナと山の鳥』『大雪』もおすすめ。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩波書店 (2018年11月)
羽釜、ちゃぶ台、蚊帳等々、昔ながらの道具110余点を収載した大型図鑑。多数の写真と図を交え、用途や使い方はもちろん、年代、豆知識、改良後の現在の姿まで詳しく解説する。道具の写真から引ける目次が親切。すっきりしたレイアウトの見やすい本造りで、親子でながめたら楽しめそう。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
岩崎書店 (2004年03月)
わしは、かえるのごん。腹にある押しぼたんのようなおへそを押すと、ぱくぱく雲が出る。ある日、おとうを探す少年・けんを道連れに歩いていると、変なお化けが現れた。緑と朱を彩色した墨絵が漫画のように愉快。絵巻のような世界がゆったり広がる。続編は②『おにのさんぞくやっつけろの巻』③『こしぬけとのさまの巻』 。
(推薦文:
東京子ども図書館)
出版:
福音館書店 (1986年10月)
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